お前のこと、一生かけて守るよ
憧れの先輩と初デート
日曜日。あっという間に、この日がやってきた。
愛里紗から受け取った服を着て、鏡の前に立つ。
「短くない?これ…」
愛里紗が貸してくれたショートパンツ。これが意外に短しすぎて固まる。
でもだからと言って、代わりになるようなオシャレなパンツはなくて、仕方なくこれで行こうと決める。
「あ、もうすぐ10時だし!」
家まで迎えに来てくれるという先輩の誘いを断り、駅前で待ち合わせをしてもらった。
毎日学校に行く時、わざわざあたしの家に来てもらってばっかりで、こういう時くらい待ち合わせにしたほうが先輩も楽だと思ったから。
「理湖」
あたしが駅に着くと軽く手を上げた先輩が、あたしを呼んだ。
「先輩、待ちました?」
「いや、俺も今来たとこだよ」
先輩は当たり前のように、あたしの手を取った。
愛里紗から受け取った服を着て、鏡の前に立つ。
「短くない?これ…」
愛里紗が貸してくれたショートパンツ。これが意外に短しすぎて固まる。
でもだからと言って、代わりになるようなオシャレなパンツはなくて、仕方なくこれで行こうと決める。
「あ、もうすぐ10時だし!」
家まで迎えに来てくれるという先輩の誘いを断り、駅前で待ち合わせをしてもらった。
毎日学校に行く時、わざわざあたしの家に来てもらってばっかりで、こういう時くらい待ち合わせにしたほうが先輩も楽だと思ったから。
「理湖」
あたしが駅に着くと軽く手を上げた先輩が、あたしを呼んだ。
「先輩、待ちました?」
「いや、俺も今来たとこだよ」
先輩は当たり前のように、あたしの手を取った。