委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
マンションの部屋全体もそうだけど、相原君の部屋はとても真新しく、物が少ないと思う。綺麗なのだけど、あまり生活感を感じない。住んでからまだ日が浅いのだろうか……
たぶん10畳程もある広い洋間の窓際にベッドがあり、そこに毛布を掛けて眠る相原君の姿があった。
「今はよく寝てるけど、もうそろそろ目を覚ますと思うのよね、彼……」
「そうですか……」
私はその間、何してようかな。勉強道具を持って来てるから、勉強してようかな。観たいテレビもないし……
というような事を考えていたら、
「気になる?」
とマコトさんに言われたけど、私は何のことかわからず、ポカンとしてしまった。
「わたしの事、気になる?」
「え?」
「正確にはわたしと悠斗さんの関係。気になるでしょ?」
「あ、はい。まあ……」
私は曖昧に答えたけど、それはそのまま私の気持ちを表してもいた。つまりマコトさんの事は、全く気にならないと言えば嘘になるけど、そんなには気にしていないから。
だって、来る時も考えたように、もしマコトさんも相原君を好きなら、ライバルとも言うべき私を呼ぶわけないし、マコトさんにそんな様子が全くないからだ。
私の感じでは、マコトさんと相原君はもちろん恋人なんかじゃなく、友達でさえもないような気がする。強いて言えば……親戚?
うん、正にそんな感じだわ。
たぶん10畳程もある広い洋間の窓際にベッドがあり、そこに毛布を掛けて眠る相原君の姿があった。
「今はよく寝てるけど、もうそろそろ目を覚ますと思うのよね、彼……」
「そうですか……」
私はその間、何してようかな。勉強道具を持って来てるから、勉強してようかな。観たいテレビもないし……
というような事を考えていたら、
「気になる?」
とマコトさんに言われたけど、私は何のことかわからず、ポカンとしてしまった。
「わたしの事、気になる?」
「え?」
「正確にはわたしと悠斗さんの関係。気になるでしょ?」
「あ、はい。まあ……」
私は曖昧に答えたけど、それはそのまま私の気持ちを表してもいた。つまりマコトさんの事は、全く気にならないと言えば嘘になるけど、そんなには気にしていないから。
だって、来る時も考えたように、もしマコトさんも相原君を好きなら、ライバルとも言うべき私を呼ぶわけないし、マコトさんにそんな様子が全くないからだ。
私の感じでは、マコトさんと相原君はもちろん恋人なんかじゃなく、友達でさえもないような気がする。強いて言えば……親戚?
うん、正にそんな感じだわ。