委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
僕はいつの頃からか、母から渡される安眠剤を、毎夜寝る前に欠かさず飲んできたのだけど、本当に薬を飲む必要があるのか、時々疑問に思うんだ。
母の答えを待つと、
「不眠症だからよ」
と母は即座に答え、それは予期した答えではあるのだけど、
「でも、昨日は薬なしでもすぐ眠れたよ?」
という事なんだ。昨日はわざと薬を置いて行き、もし夜眠れなくてもそれでいいと僕は思ったんだ。ところが、呆気なく眠れたので、僕は本当は不眠症ではないのではないか。あるいは、もう治っているんじゃないかと思うんだよね。
「あれは私が催眠術を使ったからよ」
「だったらいつもそうしてくれればいいじゃないか。薬は体に変な影響が出ると思う」
今朝、いつになく爽やかで、気分が良く、体も軽快だったのは、昨夜あの薬を飲まなかったからじゃないかと、僕は寝てる時に思ったんだ。もちろん定かではないけども。
母の答えを待つと、
「不眠症だからよ」
と母は即座に答え、それは予期した答えではあるのだけど、
「でも、昨日は薬なしでもすぐ眠れたよ?」
という事なんだ。昨日はわざと薬を置いて行き、もし夜眠れなくてもそれでいいと僕は思ったんだ。ところが、呆気なく眠れたので、僕は本当は不眠症ではないのではないか。あるいは、もう治っているんじゃないかと思うんだよね。
「あれは私が催眠術を使ったからよ」
「だったらいつもそうしてくれればいいじゃないか。薬は体に変な影響が出ると思う」
今朝、いつになく爽やかで、気分が良く、体も軽快だったのは、昨夜あの薬を飲まなかったからじゃないかと、僕は寝てる時に思ったんだ。もちろん定かではないけども。