委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
翌日、クーラーの効いた部屋で僕は一人で勉強をしていた。あれから、桐島さんから連絡はない。僕からも、それをしたい気持ちは強いのだけど出来ずにいた。昨日の事を何て言っていいのかわからないからだ。
不意に部屋のインターフォンが鳴った。それは誰かの訪問を意味するもので、僕はとっさに桐島さんが来てくれたのかと思った。
僕としては急いで、と言ってもおそらく傍目にはヨロヨロという感じだろうけども、立ち上がってインターフォンに出た。期待でドキドキしながら。
「どちらさまでしょうか?」
『真琴です』
なんだ、真琴さんか……
元気そうな真琴さんの声を聞き、逆に僕は期待に膨らんだ胸が一気に萎んでいくのを感じた。
『もしもし?』
「あ、はい」
『開けてくれる?』
「は、はい」
僕は一瞬遅れて解錠のボタンを押した。
『もう……』
真琴さんは怒ったように呟いた。何に対して怒ったのかはわからないけれども。
不意に部屋のインターフォンが鳴った。それは誰かの訪問を意味するもので、僕はとっさに桐島さんが来てくれたのかと思った。
僕としては急いで、と言ってもおそらく傍目にはヨロヨロという感じだろうけども、立ち上がってインターフォンに出た。期待でドキドキしながら。
「どちらさまでしょうか?」
『真琴です』
なんだ、真琴さんか……
元気そうな真琴さんの声を聞き、逆に僕は期待に膨らんだ胸が一気に萎んでいくのを感じた。
『もしもし?』
「あ、はい」
『開けてくれる?』
「は、はい」
僕は一瞬遅れて解錠のボタンを押した。
『もう……』
真琴さんは怒ったように呟いた。何に対して怒ったのかはわからないけれども。