委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
「薬?」
「そう。昨日も飲んだんでしょ? 寝る前に」
「う、うん。でも、なんでそれを……?」
母から受け取った新しい安眠剤。徐々に飲む回数を減らそうとは思ってるけど、昨夜は飲んだんだ。また昨日みたいに吐き気がしたり熱が出るといやだったから。
真琴さんはその事を言ってるみたいだけど、なぜ知ってるんだろう。
「お母さんから聞いたから」
「お母さんって……」
「あなたのお母さんよ」
「ああ……」
そうか。僕が昨日、突然具合が悪くなった理由とかを、母が真琴さん親子に説明したのだろう。その時に薬の事も話したらしい。
「おかしな薬なんか飲むから、そんなんなってるんだよ」
「えっ?」
“そんなん”って、どういう事だろう……
「あなた、昨日の朝は元気だったじゃない?」
「う、うん。たしかに……」
たしかに、昨日の朝は調子が良かった。いつもは寝起きが悪い僕だけど、昨日の朝は気分が良く、体も軽かった。それは睡眠が十分だった事と、旅行という事でテンションが上がっていたからと、自分では思っていたのだが、
「前の晩に薬を飲まなかったからじゃないの?」
「そう。昨日も飲んだんでしょ? 寝る前に」
「う、うん。でも、なんでそれを……?」
母から受け取った新しい安眠剤。徐々に飲む回数を減らそうとは思ってるけど、昨夜は飲んだんだ。また昨日みたいに吐き気がしたり熱が出るといやだったから。
真琴さんはその事を言ってるみたいだけど、なぜ知ってるんだろう。
「お母さんから聞いたから」
「お母さんって……」
「あなたのお母さんよ」
「ああ……」
そうか。僕が昨日、突然具合が悪くなった理由とかを、母が真琴さん親子に説明したのだろう。その時に薬の事も話したらしい。
「おかしな薬なんか飲むから、そんなんなってるんだよ」
「えっ?」
“そんなん”って、どういう事だろう……
「あなた、昨日の朝は元気だったじゃない?」
「う、うん。たしかに……」
たしかに、昨日の朝は調子が良かった。いつもは寝起きが悪い僕だけど、昨日の朝は気分が良く、体も軽かった。それは睡眠が十分だった事と、旅行という事でテンションが上がっていたからと、自分では思っていたのだが、
「前の晩に薬を飲まなかったからじゃないの?」