委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
強めの冷房が効いた駅前の喫茶店の、窓側の席でアイスコーヒーをブラックで飲んでいると、そこで待ち合わせた彼女、つまり真琴さんがやって来た。本当は桐島さんに会いたいのだが、その前に真琴さんと話をしたかった。というより、真琴さんから聞き出したかったのだ。
「お待たせー」
相変わらずボーイッシュで、ショートの黒髪に白地のプリントTシャツとスリムなデニムパンツという出で立ちの真琴さんは、傍目には男にしか見えないと思う。
「急に呼び出してすまない」
俺がそう言うと、真琴さんは大きな目を更に見開き、俺の顔をジッと見ながらゆっくり向かいのイスに腰掛けた。
「薬、飲んでないんだ?」
「わかるか?」
「わかる、わかる。前と全然違うもん」
「そうか。じゃあ、本来の俺に戻ったって事かな?」
「う、うん。そうだと思う」
やはりそうか。真琴さんは俺の事をよく知っているのだ。もしかすると、俺自身よりも詳しく。俺はその辺りの事を彼女から聞き出そうと思う。何がなんでも。
「お待たせー」
相変わらずボーイッシュで、ショートの黒髪に白地のプリントTシャツとスリムなデニムパンツという出で立ちの真琴さんは、傍目には男にしか見えないと思う。
「急に呼び出してすまない」
俺がそう言うと、真琴さんは大きな目を更に見開き、俺の顔をジッと見ながらゆっくり向かいのイスに腰掛けた。
「薬、飲んでないんだ?」
「わかるか?」
「わかる、わかる。前と全然違うもん」
「そうか。じゃあ、本来の俺に戻ったって事かな?」
「う、うん。そうだと思う」
やはりそうか。真琴さんは俺の事をよく知っているのだ。もしかすると、俺自身よりも詳しく。俺はその辺りの事を彼女から聞き出そうと思う。何がなんでも。