委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
桐島さんとはあの日以来会ってないし、お互いに連絡も取っていない。
会いたい気持ちはもちろんあるが、あんな事があった後でどう接していいかわからなかったし、更には俺の記憶喪失が判明し、実は桐島さんと過去の俺は付き合っていたと知り、なおさら会いにくくなってしまった。
もし桐島さんに会ったら、俺はどうすればいいのだろう。真実を話すべきだろうか。
だが、真実と言っても俺が知っているのは真琴から聞いた話の範囲であって、俺が知らない真実、つまり過去はまだまだたくさんあるはずだ。それを思い出せない状態で桐島さんに告げるのは、彼女を混乱させるだけではないだろうか。
“知らぬが花”という諺もあるように、彼女は知らない方が良いように思う。少なくても、しばらくの間は……
よし。そうと決めたら心が楽になった。桐島さんに会おう。
桐島さんにメッセージを送ろうとスマホを手に取ったら、液晶画面にメッセージが表示されていた。いつもサイレントにしてるから、メッセージの着信に気づかなかったらしい。
誰からだろうと思ったら、なんと桐島さんからだった。
会いたい気持ちはもちろんあるが、あんな事があった後でどう接していいかわからなかったし、更には俺の記憶喪失が判明し、実は桐島さんと過去の俺は付き合っていたと知り、なおさら会いにくくなってしまった。
もし桐島さんに会ったら、俺はどうすればいいのだろう。真実を話すべきだろうか。
だが、真実と言っても俺が知っているのは真琴から聞いた話の範囲であって、俺が知らない真実、つまり過去はまだまだたくさんあるはずだ。それを思い出せない状態で桐島さんに告げるのは、彼女を混乱させるだけではないだろうか。
“知らぬが花”という諺もあるように、彼女は知らない方が良いように思う。少なくても、しばらくの間は……
よし。そうと決めたら心が楽になった。桐島さんに会おう。
桐島さんにメッセージを送ろうとスマホを手に取ったら、液晶画面にメッセージが表示されていた。いつもサイレントにしてるから、メッセージの着信に気づかなかったらしい。
誰からだろうと思ったら、なんと桐島さんからだった。