委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
そう言って俺はおふくろを睨んだが、おふくろは「何を言ってるのか、さっぱり解らないわ」とか言って目を泳がせた。
おふくろはあくまで惚ける気らしいが、今の様子で、やはりおふくろの仕業だという事を俺は確信した。
「俺がアメリカに留学するって、俺の携帯から彼女にメールしたよね?」
「し、知らないわよ、そんな事……」
「じゃあ、誰がそんな事をしたんだろうね」
「自分じゃないの?」
「そんなわけないだろ!」
思わず俺は怒鳴ったが、頭の片隅ではそんな不安がなくはなかった。なんせ、俺には全く記憶がないのだから。しかし、
「良かれと思ったのよ」
おふくろはすんなり認めた。俺が怒鳴った事が効いたらしい。自分でなかった事にホッとしつつも、おふくろの放った言葉に俺はカチンときた。
おふくろはあくまで惚ける気らしいが、今の様子で、やはりおふくろの仕業だという事を俺は確信した。
「俺がアメリカに留学するって、俺の携帯から彼女にメールしたよね?」
「し、知らないわよ、そんな事……」
「じゃあ、誰がそんな事をしたんだろうね」
「自分じゃないの?」
「そんなわけないだろ!」
思わず俺は怒鳴ったが、頭の片隅ではそんな不安がなくはなかった。なんせ、俺には全く記憶がないのだから。しかし、
「良かれと思ったのよ」
おふくろはすんなり認めた。俺が怒鳴った事が効いたらしい。自分でなかった事にホッとしつつも、おふくろの放った言葉に俺はカチンときた。