委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
僕は田村さんに付いて、組み立て式のテーブルを組み立てたり、炭の火を熾したりした。
真琴さんは母と一緒に、バーベキューの食材を用意したり、食器を並べたりをしていたけど、気のせいか機嫌が良いように見えた。
いざバーベキューが始まると、田村さんと母、そして僕と真琴さんという組み合わせが自然と出来上がっていた。
「ほら、肉ばっかりじゃなくて、野菜も食べなくちゃ……」
「う、うん、わかってる」
真琴さんは焼けた野菜を僕の皿に盛ってくれたりして、かなり好意的だ。ニコニコして機嫌も良さそう。急にどうしたんだろうか……
一方の母はと言うと、相変わらずあまり機嫌が良くなさそうだ。田村さんとの会話は殆どないし、笑顔もない。田村さんと話すのは楽しいと思うけどな……って、えっ?
僕は不意にある事に気が付いた。もっと早く気付いても良さそうな事だけれども。それは……
渡辺さんから聞いた桐島さんの元カレの名前も、“田村”かもしれないという事だ。“田中”かもしれないのだけど。
真琴さんは母と一緒に、バーベキューの食材を用意したり、食器を並べたりをしていたけど、気のせいか機嫌が良いように見えた。
いざバーベキューが始まると、田村さんと母、そして僕と真琴さんという組み合わせが自然と出来上がっていた。
「ほら、肉ばっかりじゃなくて、野菜も食べなくちゃ……」
「う、うん、わかってる」
真琴さんは焼けた野菜を僕の皿に盛ってくれたりして、かなり好意的だ。ニコニコして機嫌も良さそう。急にどうしたんだろうか……
一方の母はと言うと、相変わらずあまり機嫌が良くなさそうだ。田村さんとの会話は殆どないし、笑顔もない。田村さんと話すのは楽しいと思うけどな……って、えっ?
僕は不意にある事に気が付いた。もっと早く気付いても良さそうな事だけれども。それは……
渡辺さんから聞いた桐島さんの元カレの名前も、“田村”かもしれないという事だ。“田中”かもしれないのだけど。