委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
翌朝、僕はいつになくスッキリとした朝を迎えた。
普段の朝は、目が覚めても頭がボーッとしてとても気だるく、体を起こす事すら大儀なのだけど、今朝は全くそんな感じはなく、元気一杯だ。昨夜はいつもより早く寝たおかげで、睡眠が十分だからだと思う。
ベッドからストンと床に降り、階段を軽快に下りて行くと、田村さんがいた。首にタオルを引っ掛けているから、たぶん洗顔が終わったところだろう。
「おはようございます!」
「おお、おはよう。朝からテンション高いな?」
「そうですか? 自分でも不思議なんですが、今日は調子いいんですよ。ところで、今日はどこへ行く予定ですか? またパターゴルフするなら、今日は田村さんに負けませんよ!」
昨日のパターゴルフでは、田村さんが1位で僕は2位だった。
「それなんだけどね……」
「あ、そうだ。顔を洗ったら表を散歩しようかな。田村さんもどうですか?」
避暑地の朝の林道を歩いたら、さぞや気持ちが良いと思う。我ながらグッドなアイデアだと思ったのだが……
「いや、その時間はない」
「はい?」
「実はね、急遽帰る事になったんだよ」
普段の朝は、目が覚めても頭がボーッとしてとても気だるく、体を起こす事すら大儀なのだけど、今朝は全くそんな感じはなく、元気一杯だ。昨夜はいつもより早く寝たおかげで、睡眠が十分だからだと思う。
ベッドからストンと床に降り、階段を軽快に下りて行くと、田村さんがいた。首にタオルを引っ掛けているから、たぶん洗顔が終わったところだろう。
「おはようございます!」
「おお、おはよう。朝からテンション高いな?」
「そうですか? 自分でも不思議なんですが、今日は調子いいんですよ。ところで、今日はどこへ行く予定ですか? またパターゴルフするなら、今日は田村さんに負けませんよ!」
昨日のパターゴルフでは、田村さんが1位で僕は2位だった。
「それなんだけどね……」
「あ、そうだ。顔を洗ったら表を散歩しようかな。田村さんもどうですか?」
避暑地の朝の林道を歩いたら、さぞや気持ちが良いと思う。我ながらグッドなアイデアだと思ったのだが……
「いや、その時間はない」
「はい?」
「実はね、急遽帰る事になったんだよ」