委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
貴志から後押しされたからってわけじゃないけど、少しはそれもあるかもだけど、夕方近くになり、私は意を決して相原君にメールを送る事にした。彼とは携帯の番号を交換していたけど、お互いに電話もメールもした事がなく、これが最初のメールだ。
『こんにちは。お元気ですか?
また教えてほしい問題があるのですが、どこかで会えないでしょうか?』
こう書いて送った。もちろん、本当は彼に会いたくてだけど、今のところ二人を結ぶものは勉強しかないから。
『こんにちは。僕は元気です。
今僕は二泊三日で旅行中です。なので会えないのですが、どの問題ですか? 塾の数学のテキストなら持って来てるので、答えられるかもしれません』
ドキドキしながら少し待つと、相原君からそういう返事が来た。
どの問題かと聞かれても困る。そもそもそれは彼に会うためのただの口実だし、実際にそんな問題はないのだから。そこで私は、
『旅行ですか? いいなぁ。では、帰ってからでいいです。おじゃましました』
と書いて送り、フッと息を吐いた。
二泊という事は、早ければ明日。遅くても明後日には帰って来るわけね。早く会いたいなあ……
『こんにちは。お元気ですか?
また教えてほしい問題があるのですが、どこかで会えないでしょうか?』
こう書いて送った。もちろん、本当は彼に会いたくてだけど、今のところ二人を結ぶものは勉強しかないから。
『こんにちは。僕は元気です。
今僕は二泊三日で旅行中です。なので会えないのですが、どの問題ですか? 塾の数学のテキストなら持って来てるので、答えられるかもしれません』
ドキドキしながら少し待つと、相原君からそういう返事が来た。
どの問題かと聞かれても困る。そもそもそれは彼に会うためのただの口実だし、実際にそんな問題はないのだから。そこで私は、
『旅行ですか? いいなぁ。では、帰ってからでいいです。おじゃましました』
と書いて送り、フッと息を吐いた。
二泊という事は、早ければ明日。遅くても明後日には帰って来るわけね。早く会いたいなあ……