LOVE or DIE *恋愛短編集*
作戦会議と練習を重ねてディフェンスを変則のボックスワンに決めた時点では、皆悠太にかかる負担を心配していた。
このディフェンスだと必然的に、悠太も速攻要員に追加されるからだ。
だが、佐野 悠太の体力は文字通り底なしだった。
彼はどんなハードな試合でも、途中でスピードが落ちたり反応が遅れたりすることはない。
悠太はこぼれ球の落ちる位置によってはリバウンドに飛び込み、そうでないときには真っ先に一番前を走った。
ディフェンスではマンツーでマークしているポイントガードから簡単にパスを出させないよう、巧みにプレッシャーをかけた。
「やっべえ、ここまで、超~作戦どおり!!」
雅樹が興奮して立ち上がる。
「落ち着けって。まだ始まったばかりだぜ」
立ち上がり、2年生チームの速攻は面白いように決まったが、最初のロングパスを抑えられてしまうと、彼らは中々フロントコートにボールを運べなかった。
最初のパスが通るかどうかは一種の賭けであった。
唯一3年生相手にボールを運べる技術がある悠太が、速攻要員として前を走ってしまっているからだ。
試合開始5分、12-14。
2年生チームは、逆転されていた。
このディフェンスだと必然的に、悠太も速攻要員に追加されるからだ。
だが、佐野 悠太の体力は文字通り底なしだった。
彼はどんなハードな試合でも、途中でスピードが落ちたり反応が遅れたりすることはない。
悠太はこぼれ球の落ちる位置によってはリバウンドに飛び込み、そうでないときには真っ先に一番前を走った。
ディフェンスではマンツーでマークしているポイントガードから簡単にパスを出させないよう、巧みにプレッシャーをかけた。
「やっべえ、ここまで、超~作戦どおり!!」
雅樹が興奮して立ち上がる。
「落ち着けって。まだ始まったばかりだぜ」
立ち上がり、2年生チームの速攻は面白いように決まったが、最初のロングパスを抑えられてしまうと、彼らは中々フロントコートにボールを運べなかった。
最初のパスが通るかどうかは一種の賭けであった。
唯一3年生相手にボールを運べる技術がある悠太が、速攻要員として前を走ってしまっているからだ。
試合開始5分、12-14。
2年生チームは、逆転されていた。