LOVE or DIE *恋愛短編集*
彼女は踊った。
くるくる、くるくる、ただ私が奏でる音楽に身を任せて、優しく、美しく、舞った。
誰かからのメッセージが届く。
気付かれないように、私は音楽のボリュームを上げた。
新しい出会いが届く。
私はまたボリュームを上げた。
彼女は踊り続けた。
眩い光の装飾の代わりに、彼女の涙がキラキラと舞った。
彼女が、初めて私の前で泣いた。
「好きでした、大好きだった」
踊りながら、泣きながら、彼女は愛しい人の名前を呼んだ。
私はまた、ボリュームを上げた。
泣かないで、私の大切な人。
君を抱きしめてやれない私に出来るのは、ただ音楽を鳴らすだけ。
その孤独を癒してやれない私は、私の代理人として新たな出会いを届ける。
新たな誰かがまた君を傷つけるのを、本当は見たくないのに。
踊り疲れた彼女は、一瞬だけキーボードに向かった。
一心不乱に文字を打ち込むと、また立ち上がり踊りだす。
君が、まわる。
涙が、ひかる。
そして、君が、笑う。
その日、彼女ははじめて私にキスをした。
――――――――――――
本当は分かってる
このままじゃいけないって
過去は大事にしたい
だって
過去が今のあたしを作ったから
明日のことはわからないけど
あたしにとって『あなた』は
一生の、大切な、宝物
――――――――――――
*fin*
※なんだコレ。
まさかのPC目線でしたm(__)m
(執筆2013/05/22)
くるくる、くるくる、ただ私が奏でる音楽に身を任せて、優しく、美しく、舞った。
誰かからのメッセージが届く。
気付かれないように、私は音楽のボリュームを上げた。
新しい出会いが届く。
私はまたボリュームを上げた。
彼女は踊り続けた。
眩い光の装飾の代わりに、彼女の涙がキラキラと舞った。
彼女が、初めて私の前で泣いた。
「好きでした、大好きだった」
踊りながら、泣きながら、彼女は愛しい人の名前を呼んだ。
私はまた、ボリュームを上げた。
泣かないで、私の大切な人。
君を抱きしめてやれない私に出来るのは、ただ音楽を鳴らすだけ。
その孤独を癒してやれない私は、私の代理人として新たな出会いを届ける。
新たな誰かがまた君を傷つけるのを、本当は見たくないのに。
踊り疲れた彼女は、一瞬だけキーボードに向かった。
一心不乱に文字を打ち込むと、また立ち上がり踊りだす。
君が、まわる。
涙が、ひかる。
そして、君が、笑う。
その日、彼女ははじめて私にキスをした。
――――――――――――
本当は分かってる
このままじゃいけないって
過去は大事にしたい
だって
過去が今のあたしを作ったから
明日のことはわからないけど
あたしにとって『あなた』は
一生の、大切な、宝物
――――――――――――
*fin*
※なんだコレ。
まさかのPC目線でしたm(__)m
(執筆2013/05/22)