恋の雨

高校の春

～優璃の家の前にて～

雨季(以下雨) ほらっ！早く行くよ！急いでよ！遅れちゃうでしょ！

優璃(以下優) 待ってよぉ！雨季ちゃぁん(泣)

雨 もう高一なんだから泣くなっつの！あーもぉめんどいなぁ⤵

優 うっう雨季ちゃぁ～ん(泣)…行かないでぇ～(泣)

雨 はぁ～⤵はいはい。ほらっ！待っててやるから早く来な！

優 雨季ちゃぁ～ん！⤴ありがとぉ(*^^*)

雨 はいはい。早く来なよ。

私は梅雨野 雨季(つゆの うき)。高校一年生。で、あっちであたふたしてんのは、遠野 優璃(とおの ゆうり)。ほんっとおっちょこちょいで甘えん坊。(笑) 昔からの幼なじみなんだけど、なんっか読めないヤツ。おっちょこちょいなのに、めちゃくちゃ頭良くて運動もできる。顔もジャ○ーズ並みにかっこよくて、たまに私も助けられる。なにか裏がありそうなんだけどそーゆー風には見えないしなぁ…。まっ！昔からだけど！(笑) で、今日は高校の入学式なんだけどさっそく遅刻しそう…。

優 雨季ちゃん？準備できたよ？何してるの？

雨 えっ！？あーなんでもない！

優 そぉ？あっ！早く行かないと！雨季ちゃん、急ご！

雨 えっ？あっうん！(てか優璃足はやっ！)

優 雨季ちゃん！早く！

雨 待って…私…そんな…ｾﾞｲｾﾞｲ…足っ…早く…な…いんだからっ…

優 ん～…あっ！良いこと思い付いた！乗って！雨季ちゃん！

雨 えっ！？おっおんぶとか…高一なのに…

優 いいからっ！乗れ！雨季！

雨 なっ…！(なんでこんな時だけ呼び捨てなのよ～…)

優 よっしゃぁ！行っくよぉ！優璃電車しゅっぱぁ～つ！

雨 ちょっと！子供みたいなこと言わないでよ！(恥ずかしい…)