最初で最後の恋
「?」
突然何を言い出すかと思えば。
俺がいい子?
どうしてこの流れでそうなった?
「あなたになら瑠璃を任せてよさそうね」
「そ・・・それじゃあ!」
「ええ、いいわ。一日だけ許可します」
「あ、ありがとうございます!」
俺は何度も何度も頭を下げた。
頭がくらくらするほど。
「だけど、絶対に無理はさせないでちょうだい」
「はいっ!」
瑠璃のお母さんの許可は得た。
次は何をする?
決まっている。
医師の許可を取るんだ。
瑠璃に、幸せを味あわせてやるんだ。