最初で最後の恋

「瑠璃はどこで食べたい?」


私の希望を聞いてくる颯人。


「んーと・・・・」


私がやってみたかったのは・・・。


「屋上・・・で、食べたいな」


「了解」


お母さんがお弁当を持たせてくれた。


どんなのか楽しみだなぁ。


「おいゆーり」


「んー?」


「屋上で食うぞ」


「はいよー」


「お前も来い」


引っぱられたのは


「お前ってひっでー。親友なのに♡」


誠君だった。


「俺に親友なんていない」


「うっわ、ひでー」


二人のやり取りは、いつ聞いても楽しい。


四人で屋上へと向かった。




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