★甘えん坊な彼★~番外編~


「夢璃だったら、きっといい友達が沢山できるわよ。」

お母さんが私の頭を撫でて言う。


その言葉を聞いて、少し勇気がでた。



――入学式


席は、自由だったらしく適当に空いてる席に座った。

……眠い。眠すぎる。


校長先生やら、PTA会長やら…いろんな先生達が入れ替わり話す。


そんな中うとうとしていると…。


「まじ、キモいんだけど。ってか、起きなさいよ。」

小さい声で誰かが話している。


横を見ると、スゴく大人びた綺麗な女の子がいた。


そしてその横には、明らかにオープンで寝ている男の子がいた。



じーっと見ていると、

「ごめんね。うるさかった?」

女の子が言った。

私は、黙って首を横に振った。

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