★甘えん坊な彼★~番外編~
「コイツが謝んなきゃ大丈夫じゃない。」
俺を指差して言った。
「お前どこまで…!」
「謝れ。」
春樹が言う。
「はぁー…。すいませんねー!?」
「もっと、ちゃんと謝れないわけ!?」
遥香が言った。
「喜怒哀楽激しすぎだろ!」
「アンタのせいで激しいだけ。」
あぁ、そうですか…。
結局。
今日は、アイツに最後まで振り回されていた。
―――帰り道。
「なんか、今日めっちゃ疲れたし。」
「俺も。」
春樹が言った。
「お前、あんな奴とズット一緒って本当頑張ってるなっ!」
俺は、1日一緒にいるだけでこんなに疲れるのに。
「喧嘩するほど仲が良いって、言うだろ??」
「やめてくれ。」
「けど結構、お前の事気に入ってたぽいよ?」
春樹が言った。