甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
さてと、いつものおでん屋に寄って帰ろうかな・・・
手に持っていた空の缶を捨て、おでん屋に向かおうとした。すると鞄の中に入れていたスマホが鳴り確かめずスマホに出る。
『もしもし綾?』
・・・城崎くん?
『何ですか?もう帰ったんだとばかり思っていましたが・・・』
少しムスっとした声で答えた。
『イヤミですか?』
イヤミじゃない本当の事。
居酒屋でベロンベロンに酔った遠藤さんを介抱し、そのまま一緒にタクシーに乗って消えたでしょ。