甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
タダ城崎くんと作った下着を世に送り出したかっただけ。
「強くなんて無いよ、でも子どものように大切な下着を、あんな風にされるのは、ちょっと・・・切ないかな」
おでんを食べながら、やんわり伝えた。
「ねぇ~城崎くんは、今まで生きてきて人生の選択に当たった事ある?」
チラッと城崎くんを見つめてから目の前にある熱燗に視線を落とす。
「今丁度ぶち当たってる・・・人生で2回めの選択かもな?」
「なによ?人生で2回目の選択って?」
「綾だけには教えない」
「何よ言って」
「ダメ」
気になってしょうがない。