甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~


だから同じ目線で人生を一緒に歩んでいきたいの。



「おじさんありがとう~おでんお代わり、卵と大根と・・・えっと・・・」



目の前にある美味しそうなおでんを見ながら箸を銜えていると


後ろから名前を呼ばれたような気がして、おじさんを見つめてから暖簾をかき分けふり向いた。


「綾・・・」


後ろに立っていたのは城崎くん。



「・・・どうしたの?」


一瞬固まってしまった。


「残業してるのかな~って思って待ってたら居なくて、電話かけても出ないから、ここかなって」
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