甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
抱きしめられながら城崎くんの胸に顔を押し当てた。
「ったく・・・どれだけ心配させればいんだよ、だけど何もなくて良かった」
うん・・・何も無くてよかった。
「ぎゅっとして」
「あ~ギュッとしてやる」
城崎くんは、ちょっとだけ震えている私の顔を上に向け頬を撫でると、おでこにキスを落とし
「怖い時に傍に居てやれなくて、ごめん・・・これからは、ずっと傍にいるから」
耳元で囁く城崎くんの声が切なくて苦しくて・・・
頬に触れる指を掴み瞳を合わせると微笑み、お互いの服のボタンを外していった。