甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
又お見合いする気はないか?と改めて言われ専務は、私の肩を叩き話を進めようとした。
「先方に妊娠の事を伝え丁寧に断ったのだが君を一目見て気に入ったらしく、お腹の子も一緒にと」
...断ったはずなのに。
でも、ここまで言ってくれる相手だし専務の立場もあるから軽くベビーにご飯食べさせて丁寧に断れば済む事よね。
「分かりました、でも、お見合いしてムリだったら断ります。別にお腹の子の為に父親を無理して作りたいと思いませんから」
すると武田専務は笑いながら
「本当、君は芯の強い女だ、君みたい部下を持って私は幸せだ。所で、お腹の子の父親は?」
「内緒です」