甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
「佐藤さん化粧が取れてきたみたいだし、城崎くんには私から伝えるから」
男って生き物が、そんな単純だって思わなかった。
「分かりました~城崎くんに伝えといてください」
佐藤さんは、ポケットからハンカチを取り出すと涙を拭き部署を後にした。
やっと行ってくれた。
ため息を軽く吐き、どう言い訳しようか・・・考える。
ここで誤魔化してもバレるのは、時間の問題。
それなら・・・
少しでもバレる時間を伸ばして1週間後に伝えようか・・・