素直になれないわたしの恋

結局散々罵って彼女たちはどっかにいった。

「痛いな……」

気づけばずっと前からこんなことがあってた。
これも男が苦手な理由。
教室にもどるとミカが心配そうにかけよった。

「またなんかされたの!?」
ミカは小学校の頃からずっと私の味方だった。
「大丈夫だよ。」
「ありえない!なんで毎回こんなこと」
「ありがと。ごはん食べよ?」
「…うん。」

しばらくすると「きゃーーーーーーーー!!!」
という歓声が聞こえてきた。
「なに?」
「蓮君がきたんだよ!やばっ!かっこい〜!!」

蓮?そういえばそーゆー人いたような…
「もう!蓮君はこの学校でもダントツかっこいい四組の若宮蓮君だよ!」
へぇー、そぉなんだ。
たいして興味ないからどーでもいいけど。

だけどわたしは知らなかった。
蓮が私を見ていたことを。

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