夜の王様
すると、男はフッと笑い、


「俺を釣る気か?乗ってやろうじゃねえか」


そう言って私の腕を掴んで歩き始めた。


やっぱり。


乗ってくれた。


バカな男。


さぁ、今日は一体いくら私に寄付してくれるの?


見知らぬお兄さん?

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