異端少女と少年達

理事長side


ダダダダダッバンッ！　

今日はあいつ等が朝から学園の理事長室に来た。

何故か赤黒い色の服を着た少女を抱き抱えてノックもせずに駆け込んで来やがった。

「おいっ！お前等なぁ！ノ『そんなよりも！聡さん！こいつの怪我診てくれ！こいつ傷だらけで血だらけなんだ！』

「わかった！説教や事情は後で聞く！奥のベッドに運んどけ！」

俺は包帯やら手当てに使う物消毒用に酒を持って奥の部屋へ。

「おいっ！お前等はこの部屋から出ろ！」

『でもっ！』

「でも、も、くそもねぇーよ！この子の裸見たいのか？」俺が言うとあいつ等は顔を真っ赤にして

『今すぐ出ます！』と言って部屋から出ていった。

俺は意識の無い少女にすまないと思ったが手当ての為に血に赤黒く染まった服を脱がせた。

俺は驚いた(゜_゜;)少女の身体中顔以外傷だらけで血が出ていた。

（この子はこんな小さな身体で一体何を抱えているんだろう）

二時間かけてやっと手当てが終わった。

痛々しい包帯だらけの少女

血だらけの服は着せられ無い、取り敢えず少女の身体に布団を掛けてから俺はあいつ等のところに行った。

ｷｨｰ、ﾊﾟﾀﾝ　

「おい、取り敢えず手当ては終わった、まず事情を説明してくれ。」

「聡さんあの、第一発見者は伊織なんだ！」

聡「そうか悠夜、じゃあ伊織説明してくれ。」

伊「俺にも門に凭れていたことしかわからない。」

聡「そうか、でも珍しいなお前等、女苦手だろう？」

悠伊嵬時真『なんか、解んないけど、他の女と違う気がすんだよ』

聡「そうか、そうか、取り敢えず時間だからお前等は教室行け。この子のことは俺に任せとけ！」