Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
《1》花嫁の役目
―紗月side-
「君が俺の花嫁役か…」
「よろしくお願いします…」
「名前は?」
「角南紗月(ツナミサツキ)です」
私は『レオン三鷹店』で食品レジのバイトをしながら、人材レンタル会社『フェイク』に登録。
空いた時間を利用して働いていた。
『フェイク』の業務内容は、お客様のご希望の人を演じる。例えば、彼女、友達、妹…
男性なら恋人…彼女が多い。
私はお客様の彼女を演じて
一緒に食事をしたり、映画を観たりするだけ。
接触は手を握るまでと契約上で取り決められている。相手によっては契約を破って、私に手を出す輩もいるけど。
今の所は未遂で終わっている。
今度の役は花嫁役ーーー・・・
まさか、私があの怜様の花嫁役を演じるなんて…夢のような仕事。
「よろしくお願いします…」
「名前は?」
「角南紗月(ツナミサツキ)です」
私は『レオン三鷹店』で食品レジのバイトをしながら、人材レンタル会社『フェイク』に登録。
空いた時間を利用して働いていた。
『フェイク』の業務内容は、お客様のご希望の人を演じる。例えば、彼女、友達、妹…
男性なら恋人…彼女が多い。
私はお客様の彼女を演じて
一緒に食事をしたり、映画を観たりするだけ。
接触は手を握るまでと契約上で取り決められている。相手によっては契約を破って、私に手を出す輩もいるけど。
今の所は未遂で終わっている。
今度の役は花嫁役ーーー・・・
まさか、私があの怜様の花嫁役を演じるなんて…夢のような仕事。