Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
松平さんは私を冷やかして口許に不敵な笑みを湛えた。
私が愛されているのは上辺だけ。そう思いたくないけど、そうであって…
怜は私を求めるけど、それは快楽の共有と子供を宿す為。
私が居なければ、怜は社長の椅子を追われ、財産を相続できない。
彼はそのコトを気に掛けるだけで、私の身の心配など二の次だ。
「神楽坂社長は奥さんの為に一億円用意しそうか?後藤」
「あの声だと用意しそうです。しきりに、奥さんの身を按じていましたから…」
怜---・・・!?
怜が私を身を按じている。
それが凄く嬉しく、思わず口許を綻ばせてしまった。
私が愛されているのは上辺だけ。そう思いたくないけど、そうであって…
怜は私を求めるけど、それは快楽の共有と子供を宿す為。
私が居なければ、怜は社長の椅子を追われ、財産を相続できない。
彼はそのコトを気に掛けるだけで、私の身の心配など二の次だ。
「神楽坂社長は奥さんの為に一億円用意しそうか?後藤」
「あの声だと用意しそうです。しきりに、奥さんの身を按じていましたから…」
怜---・・・!?
怜が私を身を按じている。
それが凄く嬉しく、思わず口許を綻ばせてしまった。