Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
彼は必死の形相で、私に迫ってくる。


「やっ…止めて…」



あっという間にシーツの上に押し倒されてしまった。


私は彼に両腕を押さえつけられて、シーツの上に身体を縫い付けられる。



私は余りの怖さで、瞳に涙が潤んだ。



「力づくで抱かれたくなければ…婚姻届にサインしろっ」


「・・・」


押し黙る私の唇に唇を押し付ける。


何度も押し付けて、終いには強引にこじ開けて舌を絡め合わせた。



< 11 / 355 >

この作品をシェア

pagetop