Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
―――――お金の受け渡しは後程、連絡します
後藤は通話を切った。
「瀬川…早急に1億円キャッシュで用立ててくれ」
「社長!?それでは…相手の思う壺ですよ。彼らは完全に社長の足許を見ています。1億円渡せば、ヤツらは味をしめてまた…同じコトを繰り返しますよ」
「瀬川…紗月を見殺しにしろと言うのか!?」
「俺はそのようなコトは…」
「紗月は俺の大切なパートナーだ!!いいから、お前は1億円用意しろっ!」
「社長…冷静になって下さい…ここは…伊集院警視に相談されては…」
「佑介にか?」
「はい、彼らの居場所だって…伊集院警視なら??」
後藤は通話を切った。
「瀬川…早急に1億円キャッシュで用立ててくれ」
「社長!?それでは…相手の思う壺ですよ。彼らは完全に社長の足許を見ています。1億円渡せば、ヤツらは味をしめてまた…同じコトを繰り返しますよ」
「瀬川…紗月を見殺しにしろと言うのか!?」
「俺はそのようなコトは…」
「紗月は俺の大切なパートナーだ!!いいから、お前は1億円用意しろっ!」
「社長…冷静になって下さい…ここは…伊集院警視に相談されては…」
「佑介にか?」
「はい、彼らの居場所だって…伊集院警視なら??」