Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
俺は社長室に戻って、叔母様から受け取ったパーティの招待客リストのコピーに目を通す。


「どんだけ…招待するつもりだよ…叔母様の結婚披露パーティじゃないぞ」


「会長とは何をお話されたんですか?」


「邸宅で俺達の結婚披露パーティをするらしい。瀬川お前も俺の招待客の人選に協力してくれ」



「承知しました…」


叔母様が俺と紗月の結婚を許すなんて、そう簡単に自分の意思を曲げる人じゃない。言えしれない不安に襲われながらも俺は招待客の人選に努めた。




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