Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
《15》ウエディングドレス
―紗月side-
マーメイドライン、プリンセスライン…Aライン。
色んなウエディングドレスを試着した。その度に、怜は私のウエディングドレス姿をスマホで撮影。
最後は、足がスラリを長く見えるエンパイアドレス。
レースの繊細さと柔らかな生地の素材が気に入った。
「これなら、アクセサリーを変えるだけで…普通のパーティにも着ていけそうだな」
怜は、エンパイアドレスを着た私の頭にマリアベールを被せた。
シンプルなデザインのドレスにベールが華かやさを演出する。
「綺麗だ…紗月」
心からではなくても、スキな人に囁かれる言葉は心を弾ませる。
「怜は選ばないの?」
「何を?」
「タキシード」
「タキシード?タキシードか・・・」
色んなウエディングドレスを試着した。その度に、怜は私のウエディングドレス姿をスマホで撮影。
最後は、足がスラリを長く見えるエンパイアドレス。
レースの繊細さと柔らかな生地の素材が気に入った。
「これなら、アクセサリーを変えるだけで…普通のパーティにも着ていけそうだな」
怜は、エンパイアドレスを着た私の頭にマリアベールを被せた。
シンプルなデザインのドレスにベールが華かやさを演出する。
「綺麗だ…紗月」
心からではなくても、スキな人に囁かれる言葉は心を弾ませる。
「怜は選ばないの?」
「何を?」
「タキシード」
「タキシード?タキシードか・・・」