Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
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「怜、コーヒーを淹れたから飲んで」


友人達と楽しい時間を過ごした怜。


お酒を沢山飲んでいたし、そのまま寝るかと思ったけど。


怜は書斎で仕事をしていた。


仕事をする怜に申し訳なく思ったのか、聖さんは阿川さんと一緒に夜の街に消えてしまった。



「聖さんと阿川さん、何処に行ったんでしょうね」


「あれ?もしかして、紗月は気づいていないのか?」


「何を?」


「何って…聖と阿川さん付き合っているんだよ」



「ええ~っ!?だって、聖さん…阿川さんのコト、馬鹿にしていましたよ」


「それは、聖の屈折した愛情表現だ」



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