Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「瀬川お前が行って、紗月の容体を見て来てくれ。俺も会議が終わり次第、病院に向かう」
―――――判りました。紗月様の容体が判れば、直ぐに報告します。社長
「頼む…瀬川」
俺は紗月のコトを瀬川に一任した。
咄嗟に子供のコトを訊いたが、心の中では誰よりも紗月の身体を心配していた。
「社長、瀬川が会議中に内線して来るなんて珍しいコトね」
叔母様も俺と同じコトを思っていた。俺はありのままを叔母様に伝えた。
「妊娠した妻が倒れ、病院に緊急搬送されました…」
「妊娠したコトは訊いていたけど…社長は病院に行かなくていいの?」
叔母様が俺を気遣う。
俺に全ての財産を相続されるのを一番恐れていたのは叔母様なのに…
幹部達の前でいい恰好をしたいのだろうか…
気味が悪いーーー・・・
「でも、今は会議中です」
「行ってあげなさい…」
「会長…!?」
「後は…私が取り仕切ります…」
―――――判りました。紗月様の容体が判れば、直ぐに報告します。社長
「頼む…瀬川」
俺は紗月のコトを瀬川に一任した。
咄嗟に子供のコトを訊いたが、心の中では誰よりも紗月の身体を心配していた。
「社長、瀬川が会議中に内線して来るなんて珍しいコトね」
叔母様も俺と同じコトを思っていた。俺はありのままを叔母様に伝えた。
「妊娠した妻が倒れ、病院に緊急搬送されました…」
「妊娠したコトは訊いていたけど…社長は病院に行かなくていいの?」
叔母様が俺を気遣う。
俺に全ての財産を相続されるのを一番恐れていたのは叔母様なのに…
幹部達の前でいい恰好をしたいのだろうか…
気味が悪いーーー・・・
「でも、今は会議中です」
「行ってあげなさい…」
「会長…!?」
「後は…私が取り仕切ります…」