Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「子供は大丈夫だ。心配しなくてもいい…」


怜は私の布団を被せ直した。


「よかった…怜が私を病院に?」



「君を発見したのは…聖だ。俺は阿川さんの連絡で病院に駆け付けただけだ」



「そうですか…聖さんが私と赤ちゃんを救ってくれたんですか…」


聖さんに会ったらお礼を言わないと…



「紗月の顔を見るまで生きた心地がしなかった・・・」


怜が私を身を按じるのは、私のお腹に自分の赤ちゃんが居るから…


「怜の心配なのは、私ではなく、赤ちゃんでしょ?」


「紗月…」





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