Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「私は兄が羨ましかった。私にもスキな人が居たけど…お母様に反対されて泣く泣く別れた。私はその人のコトが忘れられず、結局独身を貫き通した。貴方の母親の怜子さんには悪いコトをしたと思っています。貴方に恨まれても仕方がないコトも…」
「今更、俺に謝罪ですか?俺ではなく、自殺した母に謝罪してください!」
叔母様は反論する処か…俺の言葉に相槌を打つ始末。
「そうね…」
「叔母様?」
俺とあんなにいがみ合っていた叔母様が頭を下げた。
「どうしたんですか?変ですよ。叔母様…」
「…私…癌なのよ…近く入院するわ」
「癌…ですか?」
「『レオン』グループの全権は全て…怜貴方に任せます」
「今更、俺に謝罪ですか?俺ではなく、自殺した母に謝罪してください!」
叔母様は反論する処か…俺の言葉に相槌を打つ始末。
「そうね…」
「叔母様?」
俺とあんなにいがみ合っていた叔母様が頭を下げた。
「どうしたんですか?変ですよ。叔母様…」
「…私…癌なのよ…近く入院するわ」
「癌…ですか?」
「『レオン』グループの全権は全て…怜貴方に任せます」