Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
債鬼に追われる身か・・・


外見からそうじゃないかのと思ったが。



「…1000万でいいのですか?」


「社長!!?」



「瀬川お前は黙っていろ。借金の話は紗月に相談しましたか?」


「紗、紗月には何も…」



「なら、紗月には何も話さないで欲しい。俺は貴方に金を与えるのは一回きりだ」



「なら…」



紗月の父親は欲を出して3本の指を立てた。



「3000万か…いいだろう…」



俺はソファを立ち上がって取引先の『帝和銀行本店』に電話を掛けた。


< 224 / 355 >

この作品をシェア

pagetop