Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
一子会長も療養中で、怜の肩に全てが圧し掛かっていた。


私にも怜の代わりは務めらない。


私は怜の手を煩わせないように裕也にお金を渡した。それが裏目に出て、瀬川さんを傷つける結果に。


「私…怜に迷惑を掛けてばかりです…」


私の存在は怜のお荷物でしかない。


「怜が必死に頑張れるのは…紗月ちゃんと生まれて来る子供の為だ」


「佑介さん…!?」


「だから、自分を責めるんじゃない…」


「佑介にしてはいいコト言うなぁー」


「怜は俺の友達だからな…」


「私が神楽坂会長に連絡を入れよう…神楽坂には休息が必要だ…」


敦司さんが一子会長に連絡してくれた。



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