Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「社長…大丈夫ですか?」
俺が瀬川に代わり、運転する。助手席に乗る瀬川が俺のハンドルを握る手をジッと見つめた。
「安全運転を心掛けているぞ」
「…紗月様ともうまくやっているようですね…」
「言っておくが、瀬川…俺は例え、幼なじみのお前でも紗月は渡さないぞ」
「俺が紗月様を想っていると言ったのは嘘ですから…」
「何だ…あれは嘘だったのか…」
「嘘ですよ…」
俺とお前は幼なじみ…晴斗お前の本心ぐらい、俺には判っている。でも、あえて否定はせずに、相槌を打った。
「嬉しいよ。お前とまた…一緒に仕事出来るコトが…」
「俺もです。社長」
俺が瀬川に代わり、運転する。助手席に乗る瀬川が俺のハンドルを握る手をジッと見つめた。
「安全運転を心掛けているぞ」
「…紗月様ともうまくやっているようですね…」
「言っておくが、瀬川…俺は例え、幼なじみのお前でも紗月は渡さないぞ」
「俺が紗月様を想っていると言ったのは嘘ですから…」
「何だ…あれは嘘だったのか…」
「嘘ですよ…」
俺とお前は幼なじみ…晴斗お前の本心ぐらい、俺には判っている。でも、あえて否定はせずに、相槌を打った。
「嬉しいよ。お前とまた…一緒に仕事出来るコトが…」
「俺もです。社長」