Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~

―紗月side-

「紗月さん…考え込んでどうしたの?」


「満帆さん、なんだか今朝から胎動を感じないの…」


こんな日は初めてだったーーー・・・


毎日、元気に私のお腹の中で動いてるはずなのに・・・


お腹に鈍い痛みにが走り、板のように硬くなっていた。



「病院行きますか?」


「そうね・・・」


ソファに座っていた私は腰を上げた途端、視界が歪んでその場に蹲ってしまった。


「紗月さん!!?直ぐに救急車を呼びます!!」









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