Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
《4》事実婚
―紗月side-
怜様はスマホで瀬川さんを呼び戻した。
「紗月を俺のマンションまで送ってくれ」
「マンションですか?このまま…会長に紹介はしないのですか?」
「一子叔母様にはまだ、何も話していない。俺が事前に話をしてからの方がいいだろ?」
「しかし、会長室はすぐそばですよ」
「瀬川お前は俺の命令に従えばいい…早く、紗月を送るんだ」
怜様の口調は秘書の瀬川さんに対しても威圧的な態度。
瀬川さんは唇を噛み締め、怜様の命令を反芻し、黙って従った。
「紗月を俺のマンションまで送ってくれ」
「マンションですか?このまま…会長に紹介はしないのですか?」
「一子叔母様にはまだ、何も話していない。俺が事前に話をしてからの方がいいだろ?」
「しかし、会長室はすぐそばですよ」
「瀬川お前は俺の命令に従えばいい…早く、紗月を送るんだ」
怜様の口調は秘書の瀬川さんに対しても威圧的な態度。
瀬川さんは唇を噛み締め、怜様の命令を反芻し、黙って従った。