Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
怜は色素の薄い瞳を切なげにさせて、私の唇にキスを落とす。


小刻みに角度を変えて落とされるキス。


私も怜の久しぶりの熱いキスに戯れて我を忘れて行く。



「紗月…愛してる…」



「私も…」



「もだけじゃ判らない…ハッキリ言えよ」


「二人の初めての夜、私にだけ…スキと言わせた…チートな怜に言われたくないわ」


「そんなコトもあったな・・・」


怜は昔はように懐かしんだ。



「あれから…まだ、1年ちょっとしか経ってないけど…」



「そうだっけ?」



「怜!?」



怜と私は再びキスに戯れた。甘く蕩けるキスを沢山交わして、互いの肌に触れ合った。



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