Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「パパ…あたしも抱っこしたい…」


「紗羅はダメよ」


「ママのケチ!!」


「少し位…抱っこさせてやれよ。紗月」


「でも…」


「紗羅だってママのお手伝いするらしいぞ」


「ママのお手伝い?」


「パパはおしごとでいそがしいから・・・あたしがママのおてつだいするの」



「へぇー私のお手伝いか…紗羅本当に出来るの?」



「できるもん!!」



「長野のお婆ちゃんも手伝いに来てくれるし、人手が沢山あっていいなぁー俺も安心して仕事に戻れるよ」


「色々と迷惑を掛けてゴメンなさい…怜」



「生涯のパートナーとして助け合う契約を交わしただろ?…家族が増えたコトだし、一文加えないとな…」


「共に豊を育てていく…でしょ?」


「よく判ってんじゃん…で、産んで2週間だけど…もう一人位頑張れそうか?紗月」


「紗羅一人でいいと言ってなかった?」


「家族は多い方が楽しいと言うか…」


「そうね…私ももう一人位は欲しいかな?」


「そうか・・・」















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