Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「瀬川は私の命令なら、何でも訊いてくれるのよね」
「明日まではお嬢様の執事ですから…」
「私が大学卒業したら、瀬川のお嫁様にして」
「・・・」
「私…瀬川がスキなの!!」
「その命令だけは訊けません…私は貴方の執事。執事と言うのは仕える者で、対等な立場の者ではありません」
対等な立場でなければ、必ずどこかで歪みが出て来る。
怜様のご両親のようにーーー・・・
「どうして!?私に口答えするの!!?」
「・・・」
「明日まではお嬢様の執事ですから…」
「私が大学卒業したら、瀬川のお嫁様にして」
「・・・」
「私…瀬川がスキなの!!」
「その命令だけは訊けません…私は貴方の執事。執事と言うのは仕える者で、対等な立場の者ではありません」
対等な立場でなければ、必ずどこかで歪みが出て来る。
怜様のご両親のようにーーー・・・
「どうして!?私に口答えするの!!?」
「・・・」