Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
紗月が投げたクッションが俺の顔に見事に命中し、床に落ちていく。
痛くはないけど、紗月の気性の荒さを垣間見た。
「私は明日から…どうすればいいのよ!」
紗月はヘッドフォンを外して再び、クッションを手にする。
「…主婦業に専念すればいい…」
「専業主婦なんて嫌よ!!」
「たかが…レジのバイトだろ?」
「怜から見れば、たかが…レジのバイトよ!…でも、2年半…頑張って来たんだから…」
紗月は俺に必死に訴え、瞳に涙を浮かべる。
「ゴメン…つい…」
「レジ係を舐めないで!!大体、『レオン』を支えているのはパートやアルバイトの従業員達なんだから…」
紗月は手にしたクッションをソファに投げて、リビングを出て行った。
痛くはないけど、紗月の気性の荒さを垣間見た。
「私は明日から…どうすればいいのよ!」
紗月はヘッドフォンを外して再び、クッションを手にする。
「…主婦業に専念すればいい…」
「専業主婦なんて嫌よ!!」
「たかが…レジのバイトだろ?」
「怜から見れば、たかが…レジのバイトよ!…でも、2年半…頑張って来たんだから…」
紗月は俺に必死に訴え、瞳に涙を浮かべる。
「ゴメン…つい…」
「レジ係を舐めないで!!大体、『レオン』を支えているのはパートやアルバイトの従業員達なんだから…」
紗月は手にしたクッションをソファに投げて、リビングを出て行った。