あたしだけの王子様
クレープ屋さんは
家の最寄り駅の近くにあるため
学校からは1時間は電車に揺られる。
今日の電車は満員電車。
……ガタンゴトンッガタンゴトンッ…
「西森君甘いの好き?
クレープとか、大丈夫やった?」
「大丈夫!結構俺甘党ww
むらぎしさんクレープ好きって
そのまんまのイメージw」
「え、ほんま?
そんなん言われたん初めてかもー。
ほら、あたし目大きいことないやん?
だからコーヒーはブラックとか
チョコレート食べれなさそうとか
めっちゃ言われるんよ。」
「ほな俺は見抜いたってことやな!w
見た目とかそんなん関係なく
共通点できて俺はよかったけどな!//」
「ほんまやな!
話したことないのに
馴れ馴れしくクレープ誘っちゃって
迷惑かなーって心配しててんけど、
誘ってよかった!」
・・・・などとワイワイと話していると
………………ッガタン!!
「きゃっ!」