あたしだけの王子様







いつもはあたしとなっちゃんと
保健室の先生の3人だけ。
もちろん今日もいつもと変わらない
光景が待っていると思っていたら
予想外にもいつもとは違う光景が
目にとびこんできた。







「なっちゃん、先こされてるやん」




「珍しいなー、朝保健室にくる人なんか
うちらくらいやと思ってたわー」





「あたしも」



うんうんっと頷きながら
身長をはかろうとしている
話したこともない
同じ学年の男子の様子を伺っていたら…






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