あたしだけの王子様
毎日のように身長をはかっている
あたしからすれば
身長をはかる機材を扱うのは
空気を吸うくらい簡単なこと。
軽くドヤ顔で教えてあげた。
「・・・・・・あぁ、ありがとう。」
本当に感謝してるのかわからない
お礼を言って友達とワイワイしながら
身長をはかり出した。
その姿が少しだけ気に障ったが
あまり気にもとめず順番を待ち
いつものように身長をはかってから
だるーい授業を寝たり
携帯をいじったりしながらも受け
いつもと変わらない一日が終わった。