あたしだけの王子様







毎日のように身長をはかっている
あたしからすれば
身長をはかる機材を扱うのは
空気を吸うくらい簡単なこと。




軽くドヤ顔で教えてあげた。






「・・・・・・あぁ、ありがとう。」




本当に感謝してるのかわからない
お礼を言って友達とワイワイしながら
身長をはかり出した。



その姿が少しだけ気に障ったが
あまり気にもとめず順番を待ち
いつものように身長をはかってから
だるーい授業を寝たり
携帯をいじったりしながらも受け
いつもと変わらない一日が終わった。




< 9 / 60 >

この作品をシェア

pagetop