虚言少女の気ままな日常《2》
ちなみに作者である私がいちばん好きなのは、「花盗人」のあのふたりですね。
あの話は書いててすごい楽しかったですし、私自身の原点に帰った気がしました。
あとちょっと違う理由なんですけど、「哀色と愛色の夜」は書いてて胸が暑くなりましたね。
初めての長編っていうのもあるんですけど、この「夜シリーズ」って長い……んですよ。まだ読んでない方は注意して頂きたいんですけど、長いシリーズものなんです。(「全」20話構成)
だから折角考えた設定でも途中で破綻してしまったり、逆にもっと詰めないといけなかったり……という気苦労が堪えないものでした。
けど、そのお蔭で(個人的には)満足の出来る作品になったのでいいと思います。